現在、週刊ダイヤモンドを定期購読していて毎週土曜日になると来週の月曜日発売号が家のポストに一足先に届く。
6月28日発売号の特集2『新卒就職戦線総括』がぜひとも今年の3年生に読んでもらいたい内容だったので簡単に紹介しておく。
優秀な学生を求める企業
その期待に応えられない学生
今年の春の就職戦線は、リーマンショックの影響で世界中を襲った景気後退も底打ちとなり、大手企業の求人マインドは回復傾向にあった。
就活生の意識も高く、採用活動のどの段階でも参加者数が昨年を大きく上回っており、ダイヤモンド社の調査では今年31社以上を受験した学生が2割を超え、昨年の倍近い数字であった。
今年就職活動をしていた後輩の話を聞いていても、僕達のとき(09卒採用)と比べて準備し始めるのは早いし、企業にエントリーシートを書きまくっているようなで、実感できる。
しかし、1人あたりの平均内定獲得数は1.67社と昨年とほぼ同数にとどまり、企業の採用マインドの回復と就活生の積極的な行動が結果につながっていない。
大手企業の採用担当者からは
『企業は今、世界に通用する人材、将来を背負う中核人材を求めているが、それに応えてくれる意識や意欲をもった、あるいはポテンシャルを期待できる学生が少ない』
という声が聞こえてくるらしい。
埋まらない企業と学生のギャップ
求める人材が集まらないという企業と学生のギャップはどこにあるのか?
『企業が採用選考に当たって重視している点と学生のアピールポイント』というグラフが掲載されているのだが、これが興味深い。
企業が最も重視するポイントは『対人コミュニケーション力』で83.9%の企業が重視している。
実際に働き始めて実感したが、これは多分いつまでたっても変わらない最重要ポイント。
しかし、学生は41%しか重視していない。
『基礎学力』『考察力・論理的思考力』という項目も企業が重視するのは当然で約半数の企業が重視すると回答しているが、学生で重視すると答えたのがなんと15%弱。
さらに、学生の30%程度が重視している『アルバイト体験』『サークル活動体験』を重視する企業は10%以下。
自分が就職活動をしている時を思い返しても、学生同士話して話題になるのはアルバイト、サークルのことだった気がするし、実際面接でも聞かれることは多かったように思う。
でも重要なのは体験そのものではなく、それを筋道立てて話せるか、どういうことを考えてその体験をしたかだと今ならわかる。
また、ある大手電機メーカーの採用担当者は文系学生に
『地球を救いたいから御社を志望します』
という学生があまりに多かったことに驚いたそうだ。
この企業は環境ISOを取得し、環境対応をアピールしてはいるらしいが、学生は株式会社は利益を上げてこそ活動を継続できるという前提を理解できておらず、こうしたところにもズレは生じているらしい。
日本の学生を日本の企業が採用できない日はくるか
国内のマーケットが飽和し、海外への進出を考えざるをえない企業は外国人の採用を積極的に進めている。
富士通、東芝、楽天、ローソンは数年前からグローバル採用をスタートしており、さらには先日「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが12年新卒採用計画1000人のうち3分の2を外国人にする意向を発表した。
これは英語ができる、できないという話ではない。
(自分のことを棚に上げていえば、英語をしゃべるだけなら外国では子供だってできている)
企業と学生のギャップが埋まらないままでは、日本の企業が日本の学生を採用できなくなる日が来るかもしれない。
就活戦線を勝ち抜く活動サイクル
では、就活戦線を戦う学生はどうしたらよいのか?
ここでは個人的な意見を述べる。
- 分析するほど社会に対しても自分のに対しても情報を集めていないのに、自己分析にはまり込む
- 滑り止めにとさして興味もない企業にとりあえずエントリーシートを書きまくる
- みん就や学生同士の話で、都市伝説のような採用テクニックや、企業の選考状況をチェックするのに終始する
こういう活動は、就活が終わった後のことを考えてもなんにも残らないので、できればさく時間を減らしたい。
乏しいながらも自分の体験を振り返り、成功した人達を見ていると、以下のようなサイクルで、自分を成長させつつ活動ができると、成功の確率が高まるのではないかと思う。
行動量を増やし情報や体験を蓄積し、自分のよいと思えることの共通項を探り、自分の軸を明確にする。
↓
自分より経験がある人に話をしてみて、自分の考えを整理する。
↓
企業がどういうビジネスをしているのかを理解し、今後の成長余地はあるのか、求められている能力は何かを推測し、それが自分の軸とマッチしているかを確認する。
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グループワークと面接の練習を数多くこなし、相手に伝える練習をする。
"考えながら、行動量を増やす。"
当たり前ながらこれがいかにできるかで結果はかなり変わってくるはず。
なかなか面白い記事だったので、明日発売の週刊ダイヤモンドをぜひチェックしてみてください。